目次
1. サービス終了の背景と概要
gooブログ21年の歴史に幕
2004年3月に誕生し、多くのユーザーに親しまれてきたgooブログが、2025年11月18日をもってサービスを終了すると正式発表されました。運営元のNTTドコモは「ユーザーの多様化する発信環境に対応するため」と説明。21年間続いた老舗ブログサービスがついに閉鎖されることになります。
なぜ今終了するのか?
- スマホ中心のSNS時代への急速な移行
- サーバー・システム維持コストの高騰
- ブログ広告収益モデルの変化
- 同社ポータルサービス再編
2. 終了までの公式スケジュール
期日 | 公式アクション | ユーザーがやるべきこと |
---|---|---|
2025/4/16 | 引越し&データDL機能提供開始 | まずはバックアップを取得 |
4/21 | 書籍化機能再開 | 必要ならデータを製本 |
6/9 | アプリ版課金停止 | 有料会員の継続を見直し |
7/1 | 新規ブログ開設終了 | 新アカウント作成不可 |
8/1 | Web版有料会員受付停止 | 既存課金の停止準備 |
9/30 | gooブログアプリ終了 | モバイル投稿は不可に |
10/1 | 新規記事・コメント投稿停止 | 最終記事の告知を投稿 |
11/18 | サービス完全終了 | 移行を完了しリダイレクト |
POINT: 引越しツールは「MT形式」。移行先もMTインポート対応かを要確認。
3. データを守る!バックアップ&引越し手順(ステップバイステップ)
Step 1:管理画面で「引越しデータ作成」をクリック
- 形式:Movable Type(*.txt)
- 画像はZIPで別途ダウンロード
Step 2:メールで届くDLリンクからデータを保存
- 期限切れに注意(発行日+7日が目安)
Step 3:ローカルにフォルダーを整理
bashコピーする編集する/backup_goo/
├─ mtdata.txt
└─ images/
Step 4:移行先サービスのインポート機能を開く
例:はてなブログ →[インポート]→[MT形式]を選択
Step 5:記事インポート後、画像URLを一括置換
- Search & Replaceで
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/...
を新URLへ置換 - 置換漏れは404の原因になるので要注意
Step 6:リダイレクト・告知記事の設置
- 旧gooブログ最終記事で「新URL」を告知
- X(旧Twitter)プロフィールも同時更新
TIPS: 画像が多い場合は、先に画像CDN(Cloudflare Imagesなど)へアップし、読み込み速度とSEOを改善。
4. 移行先ブログサービス徹底比較
サービス | 特徴 | 初期費用 | SEO拡張性 | 画像ストレージ | 2025年AI連携 |
---|---|---|---|---|---|
WordPress.com | プラグインで自由度◎ | △(有料プラン推奨) | ◎(構造化データ可) | 1 GB〜 | Jetpack AIアシスト |
はてなブログ | 日本語SEOに強い | ○(無料〜) | ○(カスタム可能) | 300 MB/月 | AI下書きβ |
note | SNS的拡散力 | 無料 | △(URL固定不可) | 2 GB | note AIライター |
Blogger | Google運営 | 無料 | ○(AMP対応) | 無制限 | Gemini Workspace連携 |
Ghost(Pro) | 高速&PWA | △(USD課金) | ◎(SSG形式) | 10 GB〜 | AIコパイロット |
評価ポイント
- 初心者は「はてな」か「note」:UIがわかりやすく、移行記事も多数
- 収益化重視は「WordPress.com」:広告・テーマ・プラグインが豊富
- Google連携重視は「Blogger」:Search Console連携が数クリック
5. SEOを落とさないための移行後チェックリスト
- パーマリンク維持:旧記事URLと近いスラッグを設定
- メタデータ復元:タイトル・Descriptionを再入力
- 内部リンク修正:カテゴリ・タグ構造を最適化
- 構造化データ追加:Article/BlogPosting, ImageObject をSchema.org準拠で挿入
- サーチコンソール再設定:サイトマップ送信&404監視
- リダイレクト設定:可能なら.htaccessで301(独自ドメイン利用者向け)
- パフォーマンス改善:WebP画像+Lazy Load+LCP測定
6. SNS活用と生成AIでブログ再スタートを加速
SNS施策
- X(旧Twitter):終了直前にカウントダウン投稿 → フォロワーを新サイトへ誘導
- Threads & Bluesky:移行レポ連載で共感を得る
- Pinterest:旧記事の画像を再アップし、Rich Pinで新URLリンク
生成AI活用例
フェーズ | 使用AI | 効果 |
---|---|---|
キーワード調査 | Gemini 2.5 Pro | 最新トレンド提案 |
見出し生成 | ChatGPT o3 | 記事構造の高速草案 |
アイキャッチ | Midjourney v6 | 2:1横長画像を自動作成 |
Altタグ生成 | Claude 3 | アクセシビリティ強化 |
メリット: 時間短縮/検索意図に合った見出し最適化
難しい面: 出力の事実確認・著作権の再チェックが必須
7. よくある質問(FAQ)とまとめ
Q1. gooブログの有料プランは返金される?
6月9日以降の課金は自動停止。未使用期間分は返金予定(公式案内を確認)。
Q2. 画像が多い場合の最適な移行方法は?
画像ZIPをDropbox等に一時保存→CDNへアップ→記事内URL一括置換で対応。
Q3. 引越しツールが失敗したら?
何度でも生成可能。失敗ログを確認し、再試行するか公式サポートへ連絡。
まとめ
- 最重要期日は2025年11月18日。それまでにバックアップ+移行完了が必須。
- 移行先はSEO・収益化・UIで選ぶ。初心者なら「はてな」「note」が無難。
- データ移行後はリダイレクト&SNS告知で読者を迷わせない。
- 生成AIの活用でコンテンツ制作を効率化し、移行後のPV減少を最小化しよう。
上記ガイドを実践すれば、gooブログ終了後も読者と検索流入を維持しながらスムーズに次のステージへ進めます。移行は「早めの行動」が最大のリスクヘッジ。今日からバックアップを始めましょう!