TikTokでオリジナル曲を投稿する方法とバズるコツ

TikTokでオリジナル曲を投稿する方法とバズるコツ

初心者向け! TikTokでオリジナル曲を投稿する方法を解説します。スマホからの音楽アップロード方法、著作権の注意点、そして曲をバズらせるコツまで徹底解説していきます。自作の曲をTikTokで広めたい方はぜひ参考にしてください。

1. TikTokでオリジナル曲を投稿できる?

結論: TikTokでは自分のオリジナル曲(オリジナル音源)を投稿できます。 TikTokには元々用意された公式楽曲ライブラリがありますが、自分で用意した音源を使うことも可能です​。オリジナル曲を投稿するメリットは以下の通りです。

  • 自分の音楽を拡散できる: TikTokでオリジナル曲を投稿すると、その音源を他のユーザーが動画で自由に使用できます​。多くの人に使われれば、自分の曲が自然と広まり“バズる”可能性があります。実際、無名のアーティストの曲がTikTok発でヒット曲になる例も増えています。
  • 無料でプロモーション効果: TikTok上で楽曲が人気になれば、大きな宣伝効果が期待できます。費用や手間をかけずに自分の楽曲を多くの人に知ってもらえるチャンスです​。
  • アーティスト活動に活用できる: シンガーソングライターやバンドなど音楽活動をしている人はもちろん、趣味で曲を作っている人でもTikTokを宣伝の場として活用できます。誰でもオリジナル音源付きの動画を投稿できるので、初心者でもチャレンジ可能です。

ただし、TikTokアプリ内で直接楽曲データ(MP3など)だけをアップロードすることはできません。動画に自分の曲を載せて投稿する形になります。その方法について、次で詳しく見ていきましょう。

2. TikTokにオリジナル曲を投稿する方法

TikTokにオリジナル曲を登録する方法は大きく分けて2通りあります​:

  • (A) スマホから直接投稿する方法 – TikTokアプリに動画を投稿して音源を登録する。
  • (B) ディストリビューター経由で公式音源にする方法 – 音楽配信代行サービスを利用してTikTok公式の楽曲として登録する。

それぞれのやり方を順番に解説します。

(A) スマホから直接投稿する方法

  1. オリジナル曲入りの動画を用意する: まず、自分の曲が入った動画ファイルを準備します。静止画に音源を載せた簡単な動画でもOKです(曲の一部分でもフルでも構いません)。
  2. TikTokアプリで投稿画面を開く: TikTokアプリを起動し、下部の「+」ボタンをタップして投稿作成画面を開きます​。
  3. 動画をアップロード: 撮影画面で右下の「アップロード」ボタンを押し、先ほど用意した音源入り動画を選択します​。動画を必要に応じて編集し、「次へ」をタップします。
  4. 投稿して音源を登録: キャプションやハッシュタグを入力し、公開範囲など必要項目を設定したら「投稿」をタップします。これで動画の音声が「オリジナル楽曲」としてTikTok上に登録されました。
  5. 楽曲名を編集(任意): 投稿後、その動画を開いて右下の丸い音源アイコンをタップすると、デフォルトで「オリジナル楽曲 – [ユーザー名]」と表示されています。ここをタップして一度だけ好きな曲名に変更できます​。例えば曲の正式タイトルやアーティスト名を設定しておくと良いでしょう。※タイトルは後から一度しか変更できないので注意してください​。設定すれば、再生時にそのタイトルと制作者(あなた)の名前が表示されます。

以上が直接投稿によるオリジナル音源登録の方法です。登録後は、自分の音源が「保存済み」音源にも追加されるため​、次回以降は投稿画面の「楽曲を選ぶ」→「保存済み」から簡単に自分の曲を再利用できます。

(B) ディストリビューター経由で公式音源にする方法

もう一つの方法は、**音楽配信ディストリビューター(代行サービス)**を利用してTikTokに曲を配信する方法です​。TuneCoreやDISTROKID、Eggs、BIG UP!など国内外に多数のサービスがあります。基本的な流れは次のとおりです。

  • 配信サービスに登録: 利用したい配信代行サービスにアカウント登録し、自分の楽曲データやジャケット写真、アーティスト情報をアップロードします​。
  • 配信ストアにTikTokを選択: 配信先プラットフォームとして「TikTok」を含めて申請します(多くの場合、SpotifyやApple Music等とまとめて選択できます)。
  • 配信開始・TikTokに楽曲登場: 申請が通り配信が開始されると、TikTok内の音楽ライブラリにあなたの曲が公式音源として登録されます。こうして登録された楽曲は、あなた自身はもちろん他のユーザーも楽曲を検索して自由に使うことが可能になります​。

この方法で登録された音源は、曲名やアーティスト名などもしっかりクレジットされ、公式の楽曲として扱われます。またTikTokでその音源が使われた回数に応じて収益を得ることも可能です​(サービスによりますが、再生回数や動画使用数に応じたロイヤリティが発生します)。例えばTuneCore Japanでは年間利用料が必要ですが使用料100%還元、EggsやBIG UP!では無料プランもあり一部手数料差引の収益受取ができます。

どちらの方法が良い?
手軽さ重視なら(A)スマホから投稿、楽曲の公式性や収益化も狙うなら(B)ディストリビューター経由がおすすめです。(A)の場合はバズっても直接の収益にはなりませんが​、(B)ならTikTok上で使われた分の収益化や公式クレジット表示によるアーティスト認知向上が期待できます​。状況に応じて使い分けましょう。

3. TikTokの著作権とルール

オリジナル曲を投稿・利用する際に知っておきたい著作権のポイントを解説します。自分の曲を守る方法と、他人の曲を使う際の注意点に分けて説明します。

自分の曲を守るためのポイント

TikTokに投稿したオリジナル曲の著作権は投稿者自身にあります。 TikTokにアップしたからといって権利が奪われることはありません。ただし、自分の曲を広めるために公開している以上、他のユーザーにも自由に使われることになります。そこで以下の点に注意しましょう。

  • 曲名やクレジットを明示する: 前述のとおり、投稿後に音源タイトルを自分の曲名に編集しておくことで、再生画面に正式な曲名と制作者名が表示されます​。これにより、他の人がその音源を使った際にもあなたの曲だと認識してもらいやすくなります。オリジナル曲を守る第一歩として、タイトル設定は必ず行いましょう。
  • 公式配信も検討する: すでに紹介した音楽配信サービス経由で公式音源化しておけば、TikTok上で明確にアーティスト名が表示されるうえ、使用状況のデータや収益も得られます。自分の作品としてきちんと管理したい場合は公式配信を通じて登録するのもおすすめです。
  • 転載や不正利用への対策: TikTok外で自分の曲が無断使用されるリスクもゼロではありません。心配であればYouTubeのContentIDに登録したり、日本音楽著作権協会(JASRAC)に信託登録するといった方法で権利管理することもできます。とはいえ、TikTok上でバズることを優先するなら、ある程度は「皆に使ってもらう」前提で公開する寛容さも必要でしょう。

他人の曲を使用する際の注意点

自分の投稿で他人の楽曲を使いたい場合は、TikTokの規則に注意する必要があります。著作権を侵害しないために、以下を守りましょう。

  • TikTok公式提供の音源を使う: TikTokアプリ内の「楽曲を選ぶ」で出てくる音源(公式ライブラリにある曲)や、他ユーザーが投稿したオリジナル音源は基本的に使用可能です。TikTokは音楽著作権管理団体JASRACと提携しており、公式ライブラリ内の楽曲はライセンス許諾済みなので安心して利用できます。好きなヒット曲を使いたいときは、必ずTikTok内で検索して出てくる公式音源を選択してください。
  • 無断で市販曲を使わない: 手元のCD音源やダウンロード購入した曲を、そのままTikTok動画のBGMに入れて投稿するのはNGです。TikTokが提供していない音源を無断使用すると著作権法違反となる可能性があります。実際、既存曲を勝手に使った動画は削除されたり、悪質な場合アカウント凍結などペナルティを受けることもあります。
  • カバーやリミックスにも注意: 自分で演奏して歌ったカバー曲であっても、原曲の権利者の許可がなければ著作権侵害になり得ます。また、既存の曲をサンプリング(一部加工して利用)したリミックスも同様です。TikTokで使えるのは完全オリジナルの音源か著作権フリー音源のみと心得ましょう。
  • 商用利用の制限: ビジネス目的のアカウント(企業アカウント)の場合、使える音源が制限されています。商用利用の場合はTikTokの「商用楽曲ライブラリ」内の音源か、自前のオリジナル音源のみ使用可能です。個人の趣味投稿であれば気にしなくて大丈夫ですが、企業PRで音楽を使う際はこのルールに従ってください。

要するに、他人の曲を使うときはTikTokが用意したものか許諾を得たものに限るようにしましょう。心配な場合は潔く音楽なしで投稿することも一つの手です。

4. バズるオリジナル曲の作り方

せっかくオリジナル曲を投稿するなら、「バズる」ことを狙いたいですよね。TikTokで曲をバズらせるには、楽曲自体にも少し工夫が必要です。ここではTikTok向きの曲の特徴トレンドの活用方法に分けて、バズる曲作りのコツを紹介します。

TikTok向けの曲の特徴(短尺・キャッチーさ)

TikTokは一瞬で次々と動画が流れていくプラットフォームです。そのため曲の出だし数秒で掴みを作ることが重要になります。一般的に 再生開始から1.5~2秒で視聴者の興味を引き付けられるかが勝負とされています​。

具体的なポイントは:

  • 曲のイントロを短く: 長い前奏は飛ばされてしまう可能性大です。最初の1~2秒でボーカルやインパクトのあるサウンドが入る構成にすると良いでしょう。
  • フック(サビ)を強調: TikTokでは曲の一番キャッチーな部分(サビや印象的なフレーズ)が繰り返し使われる傾向があります。サビがすぐ来る曲構成や、耳に残るリフレインを意識して曲作り・編集をしてみてください。場合によっては曲のハイライト部分だけを短く編集したバージョンを用意するのも手です。
  • 歌詞やテーマの共感性: 近年バズった楽曲を見ると、歌詞に共感できる曲が多いとも言われます。恋愛、友情、自己肯定感などTikTok世代が「わかる!」と思いやすいテーマを織り込むと刺さりやすいでしょう。例えばAdoの「うっせぇわ」は若者の鬱憤を代弁する歌詞で共感を呼び、大流行しました。

トレンドを活用する

TikTokで流行する曲には、その時々のトレンド要素が反映されていることが多いです。自分のオリジナル曲にも流行中のネタや音楽的要素を取り入れると、バズりやすくなります​。

  • 流行りの曲調やリズム: 例えば、一時期Lo-fiヒップホップ調のBGMが流行った際には似た雰囲気の楽曲が伸びやすくなりました。また最近流行しているアップテンポのJ-POPやボカロ風の早口サビなど、人気曲のエッセンスを自作曲に盛り込んでみましょう。ただし丸コピーはNG。あくまでインスパイアという形で、自分の色とバランスを取ってください。
  • ギャップやサプライズ: TikTokでは意外性のある展開がウケる傾向があります。曲の途中でテンポや曲調がガラッと変わる、急に無音になるブレイクを作るなど、「おっ?」と驚かせる仕掛けを入れると動画演出にも使われやすくなります。実際、「前半バラード調・後半激しいビート」みたいな展開の曲は映像演出のネタとしてよく使われています。
  • ミームや流行ネタとのコラボ: 流行中のミームやネタ語録を歌詞やSEにこっそり入れてみるのも面白いかもしれません。視聴者がクスッとできる要素があると、その部分で動画を作ってもらえる可能性があります。ただし内輪ネタすぎると一般受けしないので加減は重要です。
  • 使われるシーンをイメージ: 曲自体の話ではありませんが、「この曲でどんな動画が作られるか」をイメージして曲作りや編集をするとバズりやすくなります。ダンスに合うリズムや、決めポーズで音ハメできるビート、感動系スロー動画に合うメロディなど、ユーザーが動画を作りやすい曲にすることがポイントです。

以上のように、楽曲面でもTikTokの特性を意識することでバズる確率を上げられます。短くキャッチーに、そしてトレンドを上手に取り入れてみましょう。

5. 投稿後のプロモーション方法

オリジナル曲を投稿したら、積極的なプロモーションで再生数アップとバズを狙いましょう。ここでは特に効果的な2つの方法、「人気クリエイターに使ってもらう」「ハッシュタグやトレンドの活用」について紹介します。

人気クリエイターに使ってもらう

TikTokで大きくバズらせるには、フォロワーの多いインフルエンサーに自分の音源を使ってもらうのが近道です。たとえば人気クリエイターに自分の曲に合わせたダンスを考案・披露してもらう、あるいは音楽紹介系のアカウントに楽曲レビュー動画を投稿してもらうなどの方法があります​。

影響力のある人たちに使われれば、それだけ多くのユーザーの目耳に触れることになり、一気にバズるきっかけが増えます​。

具体的にインフルエンサーに使ってもらうには:

  • 直接依頼やコラボ: 自分からDMなどでお願いしてみる。無名でも熱意や楽曲の魅力が伝われば使ってくれる人もいるかもしれません。有償依頼になるケースもありますが、投資と割り切る手もあります。
  • 音源チャレンジを仕掛ける: 自分でハッシュタグチャレンジを作り、「この曲で○○してみた」というお題を提示して人気投稿者をタグ付けしてみる。面白ければ乗ってくれる可能性があります。
  • プロモーションサービスを利用: 最近ではTikTokインフルエンサーに楽曲使用を依頼できるマッチングサービス(例:mincなど)も登場しています。こういったプラットフォームを使うのも効率的です。

ハッシュタグやトレンドの活用

ハッシュタグはTikTok拡散の基本ツールです。投稿する際は必ず関連するハッシュタグを付けましょう。特におすすめなのは:

  • 人気のタグに乗る: 定期的に入れ替わる流行りのハッシュタグ(例:#おすすめ に載りたい、#TikTokチャレンジ系のタグなど)をチェックし、使えそうであれば取り入れます。ただし投稿内容と無関係なタグ乱用は逆効果なので注意です。
  • 楽曲系ハッシュタグ: 自作曲の場合、#オリジナル曲 #自作曲 #歌ってみた など音楽系タグを付けておくと、音源探しをしているユーザーの目に留まりやすくなります。
  • 公式企画タグ: TikTokが定期的に開催している音楽企画(例:#NewMusic や新人アーティスト応援企画など)があれば積極的に参加しましょう。それらのタグで投稿すると運営がピックアップしてくれる可能性もあります。

ハッシュタグを適切に使うことで、「おすすめ」フィードに載る確率を高める効果が期待できます​

また、トレンドのネタ(流行のダンスやミーム)に自分の音源を絡めた動画を自ら投稿するのも有効です。例えば流行中のダンスを自分の曲で踊ってみたり、人気のフォーマットに自曲を当てはめた動画を作ることで、「その曲を使ってみたい」と他のユーザーに思わせることができます。

さらに、TikTok以外のSNSでも拡散しましょう。投稿した動画をTwitterやInstagramストーリーで紹介したり、YouTubeショートやReelsにも音源を載せて発信すれば、別経路からバズるチャンスが広がります。総合的にプロモーションして、あなたのオリジナル曲をより多くの人に届けましょう。

6. よくある質問 Q&A

最後に、TikTokでオリジナル曲を投稿する際によくある疑問にQ&A形式でお答えします。

Q: 投稿したのに再生数が全然伸びません。どうすればいいですか?
A: まずは落ち込まないことです。バズるかどうかは運要素もありますが、工夫次第で再生数アップは狙えます。動画の内容を見直してみましょう。冒頭数秒で離脱されていないか、画質や編集は見づらくないかチェックしてください。また、投稿時間帯やハッシュタグ選定も重要です。日本のユーザーが多く見る夕方~夜に投稿してみる、トレンドのタグを追加してみるといった調整も効果があります。さらに諦めずコンスタントに投稿を続けることも大切です。一本バズれば過去動画も再生されることがあるので、チャレンジを続けましょう。

Q: 自分の投稿したオリジナル音源が削除されることはありますか?
A: 通常、自分が作成した完全オリジナル曲であれば削除される心配はほぼありません。 しかし、音源内に他人の楽曲の無断使用部分が含まれている場合や、何らかの規約違反があった場合は削除される可能性があります。特に著作権に抵触する音源だと判断されると、該当動画が削除されたり最悪アカウントが凍結されるケースもあります​

また、自分でその投稿動画を削除した場合は当然音源も使えなくなります。他ユーザーがその音源をお気に入り保存していても再生できなくなるので注意しましょう。基本的にはTikTokのガイドラインに沿っていれば音源が消されることはないので、安心して投稿してください。


初心者の方でも、TikTokでオリジナル曲を投稿しバズらせることは十分可能です。ぜひこの記事の方法とコツを参考に、自分だけの音楽をTikTokの世界に発信してみてください。地道な投稿と創意工夫で、あなたの楽曲が次のトレンドになるかもしれません!